偉い人の挨拶が終り、ようやくパーティーが始まった。

周りのテーブルの人は和気藹々とお話している。

私のテーブルはというと…

・・・・・・みんな、無言。

先ほどの会話から分かったように、両隣の方々は自分から話を振れるタイプじゃない。

これじゃあ折角来たのに楽しくない!!
意地でも楽しくお話してやる(`・ω・´)

てな感じで、となりで真正面を向いたままの彼に話しかけた。

「何歳なんですか?」

話しかけられた彼は、ちょっとだけこっちを向きながら答えてくれた。

どうやら私と同い年だったみたい。

あんまり大人しい(落ち着いてる)から年上の人なのかと思ってしまった。

その後も私の方から質問攻めという形で会話をしていると、彼の方から思いがけない言葉が…。

「同い年なんだし、敬語じゃなくていいよ」

これまでずっと敬語で話していた私への気遣いなのか、もっとリラックスして話そうという彼の提案にちょっと胸がときめいた(笑)

そこからは結構良い感じに話が弾みあっという間にテーブル移動の時間になってしまった。
(どうやら男性は強制移動らしい)

といっても最後は結局みんな元のテーブルに戻ってくるので、1時間もしないで彼は再び私のとなりに戻ってきた。

「おかえりなさい^^」

「……どうも」

一言そう言うと、再び無言モードに入ろうとする彼。

これはいかん!!…そう思い、何か話題は無いかとテーブルの上を見回す私。

テーブルの上にあったのは、カップリングシート。

一応「お見合いパーティー」なので、気に入った人がいたらこのシートに名前を書くのだそう。

「これ、誰か書きたい人いた?」

「いや、特に……」

なんだよ私の名前書いてくれないのかよー、……と内心思ったが、そこは上手く誘ってみることにした。

「じゃぁ、私○○さんの名前かいちゃお~。名前どういう字なの?」

私はネームプレートの名前を見せてもらって紙に書いた。

すると彼の方からも、名前を見せてとお願いされた。そしてシートに名前を書いてくれた。

作戦成功である(笑)

ついでにメルアドも交換したところでパーティーも終了となった。

偉い人の挨拶が終り、お土産でワインを貰い、「じゃあまたね」と言って私は会場を出た。

帰り道、彼に「今日はありがとう」というメールを送ってみた。
意外にも早く返信が来て嬉しくなってしまう私。

こうして、「となりの席の迷彩服さん(彼)」とお知り合いになったのでした。